「借り上げ社宅」とは、会社保有の住宅と違い、一般のマンションなどの物件を会社が契約して借りる社宅のことです。
社有の社宅のシステムは古くから存在するため、一般的に建物や設備が古いことが多いですが、借り上げ社宅は会社が時代のニーズに合わせて乗り換えて契約できるため、比較的、建物や設備が新しいことが多く、従業員にとってはより快適な暮らしができます。
また、一般の市場相場に比べて、同じような物件でも格安で居住することが可能であり、社有住宅のように当番制を設けたり、住人たちで草むしりや建物の清掃などのメンテナンスをしたりする必要もありません。すべて管理会社や管理人が行ってくれるからです。 よって従業員としては、より良い住環境に低価格で居住することが可能になるのです。
会社側としても、社有の住宅は固定資産税などの税金や建物のメンテナンス費用がかかり、社員が居住しなければその分稼働率が下がって収入が減ってしまいますが、借り上げ住宅の場合は税金などの諸経費がかからず、稼働率なども気にする必要がなくなります。
年々社宅に住む従業員が減ってきている昨今、借り上げ制度にして効率的に運営していった方がコストもかかりません。
